歯科医師の場合、基本的に治療は予約制のため、患者さんが遅れてきた場合や飛び込みの患者さんが入った場合を除いて、大きく時間がずれるということはありません。そのため比較的定時に帰りやすい仕事と言えます。
大半の歯科医院は、30分ないしは1時間刻みで複数の患者さんの治療予定を組みます。
歯科医師は、歯科衛生士さんや歯科助手の助けを借りながら、効率よく、そして手を抜かずに時間内に治療をすることが求められます。
治療によっては複雑なものや時間がかかるものもあります。
0.1ミリの世界を扱うため、非常に神経を使い、気を抜くことはできません。
そのため、昼間の休憩時間に仮眠を取る医師も多いと言われます。
通常何もなければ定時に帰宅できますが、夜間が自由時間かといえばそうでもなく、難しい患者さんの治療計画を立てたり学会や研究会に参加したりと、勤務時間外にも仕事をすることが多々あります。
一般的に、学会や研修会は水曜日の夕方、もしくは平日の19時以降のことが多いと言われています。
熱心な歯科医師ほど多くの学会や勉強会に参加していますから、その分夜は遅くなりがちです。
1日の流れは1週間もあれば慣れてくるでしょう。
受付と医師の補助の2パターン程度しかないのです。もしくは1人で両方の仕事をこなします。
これはお勤めする歯科医院によって異なりますので、初めて就職するときには担当が分かれている方が覚えやすいです。
両方で鍛えていくという方法をとっていくとかなり厳しいですがレベルの上がり方が早いです。
就職を決めるときにはキャリアプランを明確にしてからにすると、時間的なロスもなくして結果を出せます。
月末には締めの作業があります。
残業も多少はあると思っていた方がいいです。この作業もしながら翌月の患者さん受け入れも念頭に入れて行きますので、バタバタするかもしれません。
病院ですので、時期によって忙しいということもあまりないですね。
月末月初に多忙になる程度だと考えておいて下さい。
多少は、新入生や新入社員が入る時期に忙しくなることもありますが、混み合うほどにはならないですね。
1ヶ月の流れが見えたら後は繰り返しだけです。
受付の主な仕事は、来院受付(診察券を受け取り、保険証を確認)・お会計・予約管理・電話応対・カルテ管理です。
受付は患者さんが来院して最初に顔を合わせる存在なので、医院の印象を左右する重要なポジションです。
また、診療スタッフが診療をしやすいように予約を組み込み、調整する役割もあります。
受付をしていると、患者さんに治療に関するさまざまなことを聞かれます。
たとえば、
・処方箋は度のタイミングで飲むのか?
・抜歯したのだけどお風呂に入ってもいいのか?
・麻酔はどのくらい効いているのか?
などです。
もしも「わからないので聞いてきます。」と慌ててしまうと、患者さんに不安を与えてしまいます。
そのようなことがないよう、診療アシスタント業務と同様、歯科の専門知識や診療の流れをきちんと把握しなければなりません。
また、患者さんを待たせてしまわないよう素早く正確にこなす必要がありますが、その反面一人ひとりに丁寧な応対をすることも大切なため、迅速さと丁寧さを兼ね揃えた受付業務が求められます。
予約の患者さんの応対だけでなく、電話が鳴ることや急患が来ることもありますが、どんなに忙しくても患者さんに好感と安心感を抱いてもらえるような応対をすることを忘れてはいけません。
相手がどのような人であっても笑顔で応対し、常に目配り気配りすることはとても神経を使うでしょう。
しかし、不安を抱えて来院した患者さんが治療を終え安心して帰る姿を見ることができたり、感謝の言葉をもらえたときは、大きなやりがいを感じるはずです。